吐き出す

夏休みのはなし。

定期的に会っている地元の同級生と今年も会うことができました。そこでのお話。

 

まあまあいいお年頃なので、やはり出るのが結婚の話題。5人中5人が独身だったのだけれど結婚が決まっている子や同棲している子、付き合っている人はいるけれど彼との結婚が不安な子など本当悩みも人ぞれぞれでした。

そこで私の話なんだけど、私は付き合ってはいないけれど付き合っているような人がいます。それは半年前くらいからなんだけど、何度かお互いに話をして、お互いに好意はあるけれど仕事などの状況的にまだ付き合わないという選択をとっています。ちなみにお互い完全にフリーです。

 

それを今回の集まりで近況報告しました。

「都合のいい女」は想定内。言いたいことはわかる。

「その男、クズだよ」はちょっとつらいなー。

 

説明すればするほど私の言葉は軽く薄くなりペラッペラに感じてしまう。言葉は届かない。このような関係が一般的によろしくないと言われているのもわかる。

 

私は今の関係でなんの支障もないし、むしろ今までの恋愛に比べたらとても穏やかな心持ちなんです。

実際は『付き合う』ってなんだ?って考え続けたよ。根が暗いし卑屈だから『付き合う』って口約束、契約は相手を縛り付けるもの、他人から恋人同士だって認識されるもの、だとしか思えなかった。考えれば考えるほど『恋人』と呼ばれる関係こそが都合のいいものに思えてきた。

そこでどこかで目にした綿矢りさ氏の『かわいそうだね?』の一節が思い出された。

 

彼氏彼女と呼び合う関係に、一体何の意味があったのだろう。誰と誰の心が深くつながっているかに呼び名なんて関係ない、あるのはいつも、抗いがたい引力と、視線を交わした後のさりげない微笑みだけ 

 

これを「都合のいい女」が言うと、途端におかしく聞こえるかもしれませんが、このフレーズを見たときにこれなんだよなーと思いました。

 

私は、信頼関係と思いやりがお互いにみえて、その人を傷つけたり悲しませることのない、したくないっていう人間関係が理想だと思っています。

人の心は誰にも縛られないからね。約束や契約をしても、そうゆう関係が保てるかって言ったら違うし変わると思うから。

だからって付き合うことや結婚を否定しているんじゃない。私もいつかは結婚したい。

ただ、お互いの現状からこのような関係性を選択しているんです。

 

これをその場で話せればいいんだろうけど、話してもきっと結婚を目指していたりする人には不快だよな。

 

後日その場にいた友人と二人でご飯に行った際

「さすがにあの言い方はひどいよ。私は好きな人が悪く言われるの嫌だからあんな言い方されたら帰ってるね。本人たちにしかわからない状況ってあるし。」「実際、年齢的に軽い気持ちで付き合えないよ。ちゃんとお互いに考えあって決めてるんだもんいいじゃん」と言ってくれ泣きました。

自分が不甲斐なくて。つらい、と思ったのは私が友人に話したことで優しい彼が「クズ」と言われてしまったことなんだよな。私のことを言われるのはしょうがない、友人は私の人となりもわかっているだろうから。だけど彼には本当に申し訳なくて泣けた。

あと、わかっていてくれる人がいたことで救われた。

 

頭の中だけだと考えがまとまらないからここに書かせてもらいました。

ただの吐き出しでした。

 

 

 

 

ハロー

今年から学生になりました。29歳。

8年ぶりの夏休みです。

かまってちゃんの23歳の夏休みを聞いていた頃は22歳頃だったはず。久しぶりに思い出して聞いたら泣きそうになったよ。

 

音楽と映画とラジオと読書がすきです。テレビもすき。

名前がサファリなのは、インターネットがすきだから。あと、ジョージ朝倉先生の漫画から引用です。

 

そんな感じです。